
“読書”というとちょっと堅い雰囲気がありますね。本を読むこと自体に苦手意識を感じている人もいるかもしれません。
本屋や図書館はよっぽどの用事がないと行かない、読んでみたいけれどちょっと億劫だなという人にも読書の習慣をおすすめしたいのですが、
「読書は苦手」
「読むと眠くなる(寝ちゃう)」
「読書アレルギー(病気?)かも」
こんな気持ちを持っている方が多くいるようです。
そんな方でも大丈夫です。
簡単に苦手を克服してしまいましょう!
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この記事の目次
読書に苦手意識を持つ最大の罠
読書に苦手意識がある人に多い共通点は、
最初から、順番に、全部 です。
この、「最初から」「順番に」「全部」の3つの罠をなくすだけで、読書の苦手意識が消える可能性が高いです。
挫折を生む「最初から」
読書をする時、「最初から読まなくてはならない」と思っている方が意外と多いです。特に完璧主義の方に多い傾向があります。
ページをめくってタイトルから始まって、まえがき、もくじと進めていく読み方で、読書をするのに正しい読み方と思われがちですが、この読書の方法は「本当に読みたいところ」にたどり着くまでに時間がかかってしまい、
「読みたいところ」に行き着くまでに挫折してしまう事が非常に多いです。
「せっかく買ったから」
「ちゃんと読みたいから」
「完璧にしたいから」
そんな気持ちで最初から読み進めた本は途中で挫折する可能性が高いです。
読書中に寝てしまう「順番に」
「最初から」とかぶる部分ではありますが、
これも読書の挫折や、読書が苦手と思ってしまう要因の1つです。
「順番に読まなくてはいけない」という意識があると、
どんなにつまらない部分であろうが、
眠たくなってきても我慢して読み進めるという原因になります。
そもそも、どんな本でも100%完璧な本はないですし、
全てが自分に役立つ情報なのかといえばそうではないですし、
順番に読まなくてはいけないなんてルールもありませんし、
読書中に寝てはいけないなんてルールもありません。
眠くなってきたら章を変えてみたり、読みたいページへ移動してみたり、寝るために読むなんてのもアリだと思います。
自由に読み進めてみてくださいね。
「全部」が読書の壁を作り出す
本を買ったら、全部のページを読まなくてはいけない。そんな時間はないし、全部読める自信がないから本は買わないし、読まない。
そういう方も多いのではないでしょうか。
その読書しようとしている本を手にいれた時、見たい情報や面白そうな内容に惹かれて買ったり借りたりしたと思いますが、その「見たい情報や面白そうな内容」は、全てのページを見なくても得られます。
むしろ、必要ないと思いながら全てのページを読むことによって、本当に必要な情報や見たかった内容の記憶が薄れてしまい、本を読破したとしても記憶や印象に残らない・・・ということにもなりかねません。
これでは読書した意味が薄まってしまいます。
読書は「こうしなければならない」というルールはありません。
自由に読み進めたり、自分に合った読み方をすることで、新しい事を知ったり、新しい発見をしたりして、楽しさを感じるものです。
全てのページを読まなくても、「今の自分にとって必要なページ」を読めばいいのです。
時間が経って、気になったらまた違うページを開いたりして、自由に楽しんでみてください。
それでもとにかく読書は敷居が高いという方に
読書はなんだか肩が凝ってしまう、疲れてしまうという方には絵本を眺めるという方法もあります。
有名な画家やイラストレーターが絵を描いた絵本は、ストーリーと一緒に絵を楽しむこともできるからです。
色を通して読者に癒しを提供しようとする作家の絵本は、眺めているだけでも癒されるということがあります。
やわらかく、穏やかな色彩と相手に語りかけるような口調の文体は思わず別の世界にいるような錯覚が起こります。
絵本のなかには、貧困や環境、災害、戦争、社会問題をテーマにしている作品もあります。
手に取った絵本が予想以上にずしんと心に響くものであることもあるでしょう。
また、作家が絵本で文章を担当している時は、本で読むのと印象が違い驚くこともあります。
文と絵を担当している人が違うときは、絵を担当されている方が分をうまくフォローしていて、文章で読むだけではない楽しさがあります。
お子さんがいる家庭では、絵本を読んだりすることがあるでしょう。
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子供のためとは思わずに、ぜひ、自分の自分ためだけの絵本を探してみてください。
また、違った視点で絵本のコーナーを眺めることができるかもしれませんよ。
見て楽しむ本には写真集もありますね。海外の風景や日本の自然。動物たちが写ったもの。
かわいいもの、心が和むもの。お気に入りの写真の場所に行ってみようかなと、旅行へ行くきっかけになることも。
今話題の映画の原作を読んで映画館へ
読書が苦手でも、映画は好き!という方は結構いるのではないでしょうか。
小説の原作が映画になることも多く、自分の気に入っている作品があれば、思わず映画館に足を運んでしまう人もいるでしょう。
原作と映画の内容がぴったりと同じということは滅多にありません。ほとんど変えてありますし、ラストが変わってしまっていることもあります。
原作ファンとしてはちょっと違うな、なんて思っても意外に面白いと思うこともあります。
主人公が好きな俳優であった場合は、感激も大きいでしょう。
原作を読むことでより深く映画の内容を理解できたり楽しめることも増えるでしょう。
映画の前に小説を読んでもいいですが、映画を見てから読書してみるというのもありです。
読書に苦手意識があるのなら、映画を先に見る方が入りやすいですし、好きな映画となれば読書のモチベーションにもつながります。
ただし、冒頭で書いた3つの罠である、「最初から、順番に、全部」を守らないと話の内容がわからなくなったり、いきなりネタバレを見てしまったりすることにもなりかねないので、小説はどちらかというと上級者向けとも言えます。
ですが読書に正解はないので、いきなりネタバレを見たり、話を前後しながら読んでみたりするのも楽しいかもしれません。
仕事のためになる本を
仕事に関係のある本は上司や同僚に薦められたり自分でもヒントが欲しくて手に取ることもあるでしょう。
読書ですぐに身につく役に立つ本もあれば、しばらくしてから役に立つという場合もあります。
どんな本がお勧めか、仕事の仲間に教えてもらうのも良いですし、聞かれたときに自分が教えてあげることもできます。
スキルアップのための学習は、仕事にも反映されるのでやりがいもあります。
しばらくしてから役にたつという本は、ゆったりとした気持ちで構えて続けていくとある時、ふと読んでよかったと思うこともあります。
パラパラっとめくって役立つ部分や気になる部分だけ読むということをすると、探していたヒントが得られたり、記憶に残りやすかったりするのでおすすめです。
本の感想をブログやSNSで公開してシェアする
読書をする人は少ないと言われていますが、電子書籍の普及や普段は読まないけれど、良い本を探している、何か良い本があったら教えてほしいと思っている人は多いです。
サイトでレビューを書いたり口コミを書いたりすることで読書した後の思考の整理ができます。
ネタバレには気をつけなければいけませんが、読んだ本のどこが面白かったか、みんなが興味を持ってくれるように紹介するにはどうしたら良いか、どんなヒントが得られたのかを考えていくと、自然と読書に対して真剣になります。
シェアするにあたって、深く考える必要はありませんが、繰り返していくことで書き方が変わってきます。自分が感動した作品を同じように感動してくれる人を見つけた時は、嬉しいですね。
本を通して人とのつながりに気づくことができます。
本を読んで、本の感想を書く。インプットとアウトプットをすることで自分の考えが深くなっていきますし、シェアしたり誰かに教えることを前提にして読書をすると、本から受け取れる情報量が格段に上がります。
本を読むのが苦手を克服しよう
本を読みなさいとは、小さいころから学校や家庭で言われてきていることでもあります。
自分の楽しみのためというよりは、親に言われたから、国語の成績を伸ばすため、学校での宿題という理由があるでしょう。
学校の授業では、基本的に教科書を最初から順番に進めて行きますし、読書も途中から読んでもいいなんて教えてもらった人はまずいないと思います。
そういった自分で作り出してしまっている”こだわり”に気がつき、緩めてあげるだけで、苦手が苦手ではなくなり、好きや得意になる事もあります。
常識にとらわれず、自由な方法で自分に合った読書方法を探しましょう。
出かけた時に本屋や図書館があった時は、目的がなくても寄ってみてください、そこでパッと気になった本を自分のために選んであげるのも楽しいです。
自分の喜ぶ本を探すことでいつもとは違うまた新しい扉が開かれるかもしれません。
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